狭小住宅ならではのメリット
狭小住宅とは、文字通り限られたスペースの中で建てられている家のことを言います。生活面など一見デメリットが多そうにも見える狭小住宅にもこのタイプだからこその利点もたくさんあって、その一つが費用です。住宅の購入は建物の代金とは別に土地の購入が必要となります。土地の値段は周辺環境や公共交通機関を含めた利便性が影響するため、都市部など便利な場所は必然的に高くなってしまうのは否めません。狭小住宅であれば、購入する土地の面積が少ないので坪単価が高い所でも費用を抑えられます。所有する上で発生する固定資産税なども通常よりも安く済むのが魅力です。
生活をする上で気を付けるポイント
限られたスペースの土地を購入する狭小住宅は、通常の物件に比べて隣家との距離が近くなってしまうケースも少なくありません。距離が近くなれば必然的に生活音が伝わりやすくなるので、防音対策を施すなどで余分な出費がかさんでしまうこともあるので注意が必要です。狭小住宅は面積が狭い分、3階建てにするなど縦に伸ばす工夫が求められます。キッチンや浴室といった生活動線が縦長になってしまうため、生活に支障がでないように、設備を備え付ける場所を考慮しなくてはいけません。
限られた空間を活かす階段の付け方
スペースを有効活用して間取りを考えるのは狭小住宅の基本です。各階を移動するために使う階段を一般的な直線で結ぶ形にしてしまうとスペースが圧迫されてしまいます。小スペースで建てられる上に圧迫感を無くして室内を広く使える螺旋階段などを利用することがポイントです。
狭小住宅にはっきりした定義はありませんが、一般に15坪以下の土地に建てられている家を指します。地下室を作ったり、3階建てにするなど、広い居住空間を確保するため、さまざまな工夫が凝らされています。